話し方・伝え方コンサルタント 松本賢一

どんな人?

中学生時代から演劇部に所属。

 

29歳からIT系のセミナー講師として活動をし、40歳で話し方のスキル向上のために、大阪の天満天神繁昌亭の落語家入門講座に入門。六代桂文枝(前桂三枝)師匠から芸名「八軒家けん市」を授かる。

 

しかし、落語の初舞台で極度の緊張から台詞を忘れ、「10秒間の沈黙」そして、舞台で「ごめんなさい」と謝罪するという大失態を見せてしまう。それをきっかけに「緊張を和らげる方法」を必死に考え出す。一時は人前に出ると過呼吸になるほど追い込まれながらも「緊張を味方にするテクニック」「ここぞという時に笑いを取るテクニック」などを確立する。

 

現在は、自社の良さをどう伝えるで困っている企業や個人のために、話し方・伝え方コンサルタントとして活動。販売メーカー、携帯代理店、保険、製造、流通、商工会議所・商工会、青年部などから依頼を受け、実践的な話し方・伝え方を指導。

 

「一分間で話がまとめられるようになった」「話術で相手を惹きつけられるコツを学べた」「プレゼンの能力が向上した」などの声も多い。また「講師の講師」としても名高く、後進の指導にも力を注ぐ。

 

セミナーでは年間50~60本に登壇。落語では年間50回ほど高座に上がる。

 

1970年 兵庫県尼崎市生まれ 大阪工業大学建築学科修士課程都市計画専攻課修了

2014年第五回全国講師オーディション233名中、優秀賞受賞

日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー


きっかけは?

阪神大震災が起きた平成7年は、のちに「ボランティア元年」と呼ばれた。全国から被災地へ駆けつけた何万人ものボランティアの中に、家族や住まい、大切なものを奪われた被災者を「笑い」で和ませようとしたピエロがいた。兵庫県尼崎市の自宅マンションが全壊した松本賢一さん(46)は心を打たれ、トラック運転手からアマチュア落語家「八軒家けん市」に転身。14日に同県三木市で開かれる落語会では「人の思いは必ず伝わる」と笑いを届ける。

 

 突然の大きく長い揺れ。7年1月17日早朝、松本さんは同県西脇市をトラックで走行中、地震に気づいた。「阪神高速が落ちています」。ラジオから流れるニュースを聞き、自宅マンションがある尼崎市へと急いだ。渋滞に巻き込まれながら6時間車を走らせ到着すると、マンションは全壊していた。なんとか大切にしていた1枚の写真と本を1冊だけ持ち出し、近くの小学校に避難した。

 

 避難所を転々としていた3月、名古屋市に住む高校時代の恩師から、「ボランティアのピエロとして避難所を回りたいという教え子がいる」と電話があった。「帰れといわれるかもしれない」。悲しみと不安に沈む被災者に娯楽が受け入れられるか不安になったが、駆けつけた2人の女性を車に乗せ、案内して回った。