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主宰者の想い

2011年の時の自分を振り返っています

私は「なんで先生辞めたんですか?」とよく聞かれます。

この質問は

なんで定年まで安定して、安心してお金がもらえるのに、なんで先生を辞めて不安定なことをするんですか?

という質問に私は聞こえます。

実は、私は見てしまったのです。

バイトの大学生に怒られながら、すみませんと棚卸しをしている元教員の姿を。

22才で大学を卒業し、定年の60才まで公務員として38年間働く。

38年間専門職として務めた人が「公務員」という肩書きを失った瞬間、

年金支給までの5年間をバイトで食いつないでいく姿。

先生ってなんだろう?何のために先生をやっているんだろう?

そんな想いが心の中で湧き上がっていました。

同時に私は挑戦する生徒の姿もたくさん見てきました。
東京大学、京都大学などの難関大学に挑戦する生徒は、

偏差値の下位の大学を受験すれば、どの大学でも合格できるでしょう。

「妥協」すれば選ぶことができるのです。

でも、妥協することなく挑戦するのです。

不合格になり1年浪人するかもしれないというリスクを背負って挑戦するんです。

 

島根県の教員となって16年、人生も折り返し地点が見えてきました。

教員としても順風満帆

そんな中、退職された先生の姿を見て、私は16年でプロとして何が身についたのだろう?

おまえは生徒にはチャレンジさせておいて何に挑戦しているんだ?

そんな声なき声が、私の心の中でずっと消えずに残っていました。

そんなときです。

 

2011年3月11日、東日本大震災がおこりました。

お金、財産、家、車などという豊かさの象徴は一瞬で失われていきました。

そして、尊い命が一瞬で奪われました。どんなに生きたいと願っていても。

そんな姿を見たときに、声なき声が私に襲いかかってきました。

おまえはプロか?

おまえはチャレンジャーか?

おまえはモノにこだわって大切なものを見失っていないか?

 

そんな声なき声が、テレビを見ている私に問いかけてきたのです。

そのとき気がつきました。

お金や財産、命などは一瞬で奪われても、その人の「生き方」は絶対に奪われない。

 

生き方だけは残る

 

私は教え子に、私の生き方、私の生き様を残したいと思い、

次の日、辞職願を書きました。

 

でも現実はそんなに甘くはありません。

生徒のために、島根のために、山陰のために授業するぞ!

と意気込んでいた期間はわず3日

どうやって生徒を集めよう、どうしたら来てくれるのか、もしかしたら辞職して失敗したんじゃないか、

そんな不安と毎日闘っていました。

教室の準備をしているときも、

たった1人でカーペットを貼り、机を整備して、ホワイトボードを組み立てながら、涙を流していました。

やめるんじゃなかった、どうしてこんなことしたんだ、

そんな後悔だらけの毎日を送っていました。


2011年5月に本格的に授業開始になり、ポツリポツリと生徒が集まり始めました。

かつての教え子達です。本当に嬉しかった、期待に応えたかった。

だから今まで以上に、必死に「努力」しました。

世の中にある参考書を解き、国立大学の大学入試問題を解きまくりました。

 

でも、その「努力」は本当の意味での努力ではありませんでした。

「お金を払ってまで授業を聞きたくない」

「来週からはもういいや」そんなことを言わせないための努力でした。

生徒のために頑張る!という気持ちではなく、自分のため。

自分の不安な気持ちを打ち消すための努力でした。

自分を追い込んだつもりだったのに、全く変わっていない自分に驚き、落ち込みました。

一体どれだけ追い込めば自分は変わるのだろう

 

もういいや。自分で自分が嫌いになりました。

 

このままではダメだと思い、まずは動いてみようと考え

2014年の「講師オーディション」に挑戦しました。

それは私が一番苦手とする舞台での勝負でした。

ライバルは、本職の講演講師など235名

予選は10分間の映像審査のみ。

予選通過はたったの10名。

何を話そうか?国語の授業は当然できない。プロジェクターも禁止。

話だけでの挑戦。

原稿を何度も直し、授業が終わった22時から夜中まで練習。何とか予選通過。

そして、本戦は500名の観客を前にしての10分間のチャレンジ。

なんと、3名の得票が同点。結果、3名とも優勝!私は日本一になりました。

 

その舞台で気づきました。不安を打ち消すための勉強ではなく、

誰かを笑顔にするために、誰かに笑顔を届けるための学びが本当の学びなんだと気がつきました。

 

私にとって誰かとは、教え子の「あなた」です。

この文章を読んでくれている「あなた」です。

ご縁があって教えることができた「あなた」です。

そんな「あなたが笑顔」になるために、これからも応援します。

本気になったあなたを応援します!


私はあなたが、がんばれると、信じています。

気合い

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