― 古典に学ぶ ―
今汝画
(いま なんじは かぎれり)
こんな話を知っていますか?
「論語」雍也第六10
冉求(ぜんきゅう)曰わく、
子の道を悦(よろこ)ばざるに非ず、
力足らざればなり。
子曰わく、力足らざる者は、
中道にして廃す。
今女は画れり。
― 口語訳 ―
冉求が言った。
「孔先生の説く道を悦ばないわけではありませんが、
私の力が足りません。」
孔先生がおっしゃった。
「力が足りない者は、道半ばにして力尽きる。
しかし、今お前は――
やる前から、自らの力量に
限界を作ってしまっている。」
― 解説 ―
誰にも理解されなかった孔子が、
自分を理解してくれる者を求めて旅に出たのは、
50才半ば過ぎのことでした。
放浪すること、14年。
あてどもない旅を続け、
こう批評する人もいました。
やめられない男」
それでも孔子はあきらめない。
「年齢など忘れ、
あと何年生きられるかなど考えない。
毎日が努力、毎日が精進。
怠るべからず。」
(礼記)
そんな孔子だからこそ、弟子にこう諭したのです。
「実力のない者は、途中で放棄する。
前進できないのは、
自分で限界と決めつけているからである!」
夏期特別講座 第16回
当塾の夏期講座では、あえて数学や英語のトップ講師を招きます。
生徒からはよくこんな声が聞こえてきます。
「どうして数学?」
「どうして英語?」
「国語だけやっていればいいのに……」
でも、いざ講座が始まると、
あっという間にそんな気持ちは吹き飛んでしまいます。
全国屈指の先生方が放つ圧倒的な熱量。
その生き方・生き様に触発され、
生徒たちが無意識に引いていた「限界」が音を立てて崩れていく姿――。
そんな最高の瞬間を今年も見たくて、
開催します。
孔子も、誰にも認められなくても
自分の道を進み続けて 14年。
2011年に独立し、自分の道を歩き始めて 16年。
まだまだですね。
「山陰だから」「地方だから」と環境を言い訳にして、
自らの可能性に線を引いて(画って)ほしくない。
本物に触れ、限界を超えていってほしい。
言い訳はせずに、ただただ今年も、
突き進みます。